書きなぐり番長

ジャンル問わず、その時その時書きたい事を書いてなぐり。けたぐり。

アイカツ!シリーズへの懺悔カツドウ!〜ミュージックフェスタ FINAL と未来へのSTARWAY〜

アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL 観戦してきました。

私自身、アイカツ!5thフェスティバルから数えて約5年ぶりのアイカツ!現場。

10周年の集大成とも言うべき今回のライブで、

これまで抱えてきた思いや

経験してきた出来事が

走馬灯のように私の中を駆け巡りました。

こんな不思議な出来事は今生で味わったことがありませんでした。

この気持ちをどうにか残しておきたいと思い、

私は今回、その全てを記しておこうと思います。

誰も読まないようなブログで、

自分語りを残すのが、

私にとってのアイカツ!10周年の締めくくりです。 

そしてこれは、

私のアイカツ!シリーズに対する

懺悔の言葉にもなります。

なぜなら私は、

ついこの間まで、

アイカツへ大きな諦念を抱いていたのですから。

ということでここでは

「未来へのSTARWAY」が私にもたらした気づきと学び、

アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL」を経て感じた思い、

そしてそれまでに至る経緯を

拙い文章ですが自分のために残そうと思います。

 

 

 

 

この記事は、

アイカツ!未来へのSTAR WAY」を経て、

アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL」を経験した

1人のアイカツ!ファンからの、懺悔の言葉だ。

 

 

 

2016年3月31日──

アイカツ!が、終わった。

この日、アニメアイカツ!は終わりを迎えた。

全178話とはいえ、

いちごちゃんの道半ばで、

その歴史に幕を閉じた。

皮肉にも、この日3月31日は、

私の誕生日であった。

最後のサブタイトルが

「最高のプレゼント」

であったことは

今でも脳裏に焼き付いている。

しかしそれはそれとして、

この日アイカツは終わったのだ。

 

私はその事実を受け止め、未来へ歩みを進めようとした。

アイカツ!は終わったのだと。

アイカツ!に続きはないと言い聞かせた。

しかし、これは大きな過ちであることを、

7年越しに知る事になる。

 

 

 

 

2019年 8月17日──

 

アイカツ!シリーズ3作目「アイカツフレンズ!」の歌唱担当である「BEST FRIENDS!」初の単独ライブ、

「BEST FRIENDS! スペシャルLIVE ~Thanks⇄OK~」

が開催された日。

 

依然としてアイカツ!シリーズの魔力に取り憑かれていた私は、

その日もアイカツフレンズ!の素晴らしい楽曲たちを生で聞くために、

パシフィコ横浜 国立大ホールに馳せ参じていた。

 

目の前で歌い踊る声優さん達。

思えば実際の声優さんが歌唱するライブは、ほとんど経験したことがなかった。

松永あかねさん、可愛いな。

6cm上の景色、素敵な曲だな。

アイビリーブのPV、何?

そんな思いを馳せながら、当時の私はそれなりに楽しんでいたのだが。

 

会場でサプライズ発表されたのは、

アイカツオンパレード!」

沸き立つ会場。

感動で涙ぐむ人もいた。

そんな中、私はというと、

「やめてくれ!!もうやめてくれ!!」

アイカツ!を、消費しないでくれ!!」

と、心の中で1人叫び続けていた。

今思えば、虚しい叫びである。

今思えば、

アイカツ!の放送が終わった時既に、

私の中でアイカツは「綺麗に終わった作品」として、

傷つくことの無いように

私の胸の中へとしまわれていたようなものだった。

故に大切な思い出に傷がつくことを過剰に恐れていた。

 

歌唱担当は卒業し、アイカツ!は最終回という形でその物語の幕を閉じたのだ。

そんな作品の何をこれから引っ張り出すのか?

スターズやフレンズと絡めて、それでアイカツ!が復活したことになるのか?

アイカツ!を終わらせたのは茶番だったってことなのか?

的外れな憶測や不安が一気に押し寄せた。

何より、アイカツ!を復活させるならば、

アイカツ!アイカツ!単独で新作を作って欲しかった。

まるでアイカツ!アイカツスターズ!それぞれ単体では客を呼べる程のパワーがないと言われているようで、癪だった。

自分の人生に彩りを与えてくれたアイカツ!は、

私の中で相当特別な物に成っていたようだった。

 

私は、アイカツに対して過敏になりすぎていた。

 

 

 

2019年10月5日──

 

アイカツオンパレード!の放送が開始した日。

もちろん私はリアルタイムで見ていた。

今となっては普通のコラボレーションである。

何も癇に障るようなものではなかったはずだ。 

しかし、当時の私は自分にとって、

全てを挑戦と捉えていた。

キャラクターデザインはスターズ以降のテイストに合わせられ、

アイカツ!カードは現行のデザインにされ、

ステージで使われるCGは、バンナム内製の、アイカツ!本編とは程遠い代物になっていた。

また回によってはキャラクターが殺され、

まるでロボットのような印象を受けるお話も度々あった。

 

そんな事もあり、未だにアイカツオンパレード!は通しで1度しか見られていない。

それ程までに強烈なショックを受けたことが、

アイカツオンパレード!という作品に対して忌避感を抱かせていた。

私が望んだのは成長したいちごちゃん達で、

いちごちゃん達の世界でも、我々の現実と同じように時が進んでいる事を

アイカツオンパレード!でも示して欲しかった。

それは、明確に叶えられる事はなかった。

 

私は、これまでに積もり積もったアイカツへの諦念を、捨てさる事ができなくなってしまっていた。

次にアイカツが復活する事になるならば、何か大きな変化が必要だと、

そうでなければ私はアイカツを諦めようと

考えた。

 

私の中で大切にしまわれていた

終わったものだと思っていた

綺麗な思い出は

引っ張りだされて

ズタズタに傷をつけられてしまった。

当時はそんな思いがした。

 

 

2020年8月10日──

アイカツプラネット!が発表された日。

アイカツオンパレード!」が終了して数ヶ月が経った日の事だった。

私は「BANDAI×BN Pictures Festival」という配信番組にて、

アイカツ!の新プロジェクトが発表されるとの報を聞きつけた。

既に配信は始まっていたが、

画面ではカミズモードなるアーケードゲームの紹介がされていた。

しかもアイカツスターズ!でお馴染み、堀越せなの姿があったため、

まさかこれがアイカツ!の新作か!?とも思ったが、

そんなことは無かった。

実際に発表された作品が実写とアニメのハイブリッド作品になるとわかった時、

私は狂喜乱舞した。

そうだ!これだよこれ!

アイカツ!は大きな変化をしなければ、生き残れない!

アイカツ!の新たな一歩に大いなる賞賛の声を届けよう!

世間の反応は乏しくなかったが、少なくともアイカツ!シリーズの未来を勝手に憂いていた私にとって、

青天の霹靂のような出来事だった。

 

アイカツプラネット!は絶対に上手くいくだろう。

アイカツプラネット!がここまでシリーズに変化をもたらすのであれば、

私も期待して臨もうではないか。

 

私の中で、アイカツ!シリーズへの感情はプラスに反転したが、当時の私にはそれまで程の熱量は持てなかった。

アイカツオンパレード!が私に与えたダメージは大きかった。

 

 

2021年1月10日──

アイカツプラネット!の放送開始。

土曜日の朝早くにも関わらず、

私はこれまたリアルタイムで毎週視聴していた。

最初に抱いた感想は、

「あまりにもアイカツ!だ!」

 

アイカツ!から連なるシリーズとはいえ、

スターズ!、フレンズ、そしてオンパレード!に関していえば、

初代アイカツ!の要素は取り入れているものの、

その魂の部分では全く違うもののように感じていた。

しかし、アイカツプラネット!は初代アイカツ!の魂をその根っこに宿した、

全く新しいアイカツ!シリーズの一作として私の目には映った。

これは今思えば、スポ根要素の強さが初代アイカツ!を意識させていたのかもしれない。

アニメではできない、実写ならではの、

現実に則した画面構成だからこそ、表現できる事も沢山あったのだろう。

またアバターを使ってアイカツ!をするという切り口は、

アイドルを他人が受け継ぐ等、それまでにないストーリー展開も見せた。

私は瞬く間にアイカツプラネット!の虜になっていった。

 

アイカツ!シリーズはもしかしたらこれからも続いていくかもしれない、と思った。

 

 

2021年6月27日──

アイカツプラネットが終わった。

文字通り、終了した。

あれだけ楽しんでいた作品でも、

終了すればパッタリと火は消える。

私の中でアイカツ!の灯火が、

完全に消えうせてしまった。

それはこれからに期待した分の反動が

心の中で受け止めきれなかったからに思う。

よく考えてみれば、

アイカツプラネット!を楽しんでいたのは、

アイカツ!を重ねてみていたからで、

アイカツ!の代わりになり得る物を探していただけなのだと

結局お前が好きだったのはアイカツ!であって、

アイカツプラネット!ではなかったんだと

思う。

自分のあまりにも軽薄な考えを嫌悪し、

生きている価値さえないと思い始めた。

その頃から私生活もうまくいかなくなった。

自分の中で支えになっていたものが無くなれば、

人は目的を見失う。

私の中ではアイカツ!がひとつの指標だった。

オンパレードだろうとなんだろうと、終わっても次があるかもしれないという希望だけが自分を奮い立たせていた。

プラネットが終わってしまっては、

もう次はないんじゃないか? 

今度こそ本当にアイカツ!は終わってしまうのではないか?

そんな考えが脳内を支配した。   

もう既に、終わった作品だとは頭でわかっていながらも、

わずかな希望に縋ることでしか

自分の精神を保つ事ができなかった。

 

この頃から、

自分の世界というものを探すようになった。

アイカツ以外にも自分の帰るべき場所を作るべきだとも。

これがひとつのターニングポイントだったのかもしれない。

しかし、空いた穴は塞がらなかった。

 

 

2021年10月──

アイカツプラネット!の劇場版が夏に公開されるとの情報があった。

私はまだ終わらないのかと安堵しつつも、

やはりアイカツプラネット!のテレビシリーズが見たい気持ちが強かった。

毎週アイカツ!が放送されている安心感に勝るものはなかった。

 

 

いつだったか忘れたが──

 

アイカツ!未来へのSTAR WAY」が、劇場版アイカツプラネット!と併映されると発表があった。

この時はまだ内容も公開されておらず、どのような映画か判断がつかなかった為、

また「ねらわれた魔法のアイカツ!カード」みたいなもんでしょ

とタカをくくっていた。

既にアイカツ!に対する信用が地に落ちていた。

また同じように傷をつけられるのではないかという不安にも苛まれた。

この映画の、予告編が解禁されるまでは──

 

劇場版 アイカツプラネット!

この作品が私に対して何をもたらしたのかは言うまでもない。

もちろん、テレビシリーズの集大成とも言うべきアイカツプラネット!本編がエンターテインメントの観点から秀作であるのは語るべきところなのであるが、

やはり「未来へのSTARWAY」が本分になってしまった。

かねてより熱望していたいちご世代の卒業が、

最終回後のいちごちゃん達が、

実際に続編として見ることの出来る機会。

この時点で、生きていてよかったと。私は思った。

来るべき2023年に向けて、私の中でアイカツに対する感情は刻一刻と変化していった。

そしてついに、認識を根底から覆すその全貌が明らかになる。

 

アイカツ!は終わらねェ!

2023年1月20日──

朝一番の回で席を予約していた私は、

足早に近くの映画館へと向かう。

この日利用したのは、日本で初めての本格的なシネコンであるイオンシネマ 海老名。

ここには大迫力の音響で楽しめるTHX劇場が設置されており、

運良くアイカツ!の記念すべき続編を

この素晴らしい環境で観賞する事が叶った。

普段この劇場を利用する際は絶品のナチョスを注文するのだが、

なにやら手間取っていた為列があまり進まず、断念して手ぶらでシアター内に着席した。

暫くして、上映が始まった──

 

既に終わったものだと思っていたというのに

私はこれまでにない期待を込めてスクリーンを見つめ続けた。

自分の予想を大きく超えたストーリー展開に、度肝を抜かれた。

予想外のルミナスの新曲に涙した。

そしていちごちゃんからのメッセージ……

これまでの人生を肯定してくれた。受け入れてくれた。

アイカツ!はやはり救済なのだと、

7年越しに確信した──

 

劇場を後にしたかえりみち

アイカツについて考えていると、

私はひとつの真実に辿り着いた。 

 

アイカツは終わっていなかった」

この映画はその事実を私にまざまざと見せつけた。

 

私は2016年の3月31日、

アイカツが終わってしまったのだと、

大きな勘違いをしていた。

 

アイカツが終わったのではない。

私が勝手に終わらせていたのだ。

 

アイカツ!武道館の時、歌唱担当は卒業したと、

大きな勘違いをしていた。

 

STAR☆ANISとAIKATU☆STARSを卒業しただけであって、

これからも歌唱担当である事に変わりはなかったのだ。

 

アイカツオンパレード!の時、私は一度終わったアイカツを墓から掘り起こすなと糾弾した。

 

違う。

勝手に墓に埋めたのは、

自分自身だったのだ。

 

アイカツ!制作陣の中では、アイカツ!は終わっていなかった。

彼ら/彼女らはアイカツ!は終わりじゃないという事を、これまで何度も伝え続けてくれていたのに。

私は全く気づかなかった。

 

アイカツ!に見捨てられたのだと思っていた。

違う。

アイカツ!を勝手に見捨てたのは自分だ。

 

アイカツ!を勝手に諦めたのも、

アイカツ!に失望したのも、

全部自分の勝手な思い込みだったのだ。

 

いちごちゃん達はアイカツ!本編が終わっても、

アイカツ!を続けていた。

何故それに気がつかなかった?

アイカツ!の物語が終わっても、

彼女達のアイカツ!は続いている──

アイカツ!格言でも

アイカツ!はつづく!」

と明言されていたのに。

 

この7年間、自分が大きな認識の過ちを犯していたことに気づき、

自分の中で全てがひっくり返った。

 

アイカツ!はつづく。

つまり、生きていればまた会えるかもしれない。

なら、生きていこう。

アイカツ!がまた見られるその時に、

「生きていてよかった」と思えるように。

 

私は映画の中で、

星宮いちごに語りかけられた。

アイカツ!は傍にあると。

終わっていないと。

だから、生きて欲しいと。

 

いちごちゃんの言葉に嘘はない。

よってこれは真実だ。

アイカツ!が終わっていないなら、

私の生きる目的はただ一つ。

再びいちごちゃん達の、

いちごちゃん達の世界の「アイカツ!」を

この目に焼き付けることだ。

 

 

FINAL の重み

 

2023年2月19日──

そして今日。

アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL」が開催され、

約5年ぶりとなるアイカツ!シリーズのライブに期待半分、不安半分。

いちごちゃんは、

色々あったけど、それも含めて今の自分がある。

と映画で言っていたけれど、

今回のライブにもたらされた不幸は

正直今までのソレとは大きく違う。

アイカツ!において重要な意味を持つ曲が、

今回のライブでは使えないかもしれない。

実際の所はどうなのか知らないが、

一体どのようなライブになるのか想像もつかなかった。

そして残念なことに、体調不良での欠員も出てしまっている。

本当にこれでFINALなのだろうか──

そんな事を思っていたのも束の間、

今の私には「未来へのSTARWAY」がある。

アイカツ!は終わらない。

そう反芻しながらライブが始まった──

 

思えばオンパレード!以降の楽曲を生で聞くのは初めてだった。

それ程熱をあげて追っかけていなかったこともあり、

音源はあるがほとんど聞いていない、という状況だった。

もちろん予習は済ませたが、

今回ノリについていけていなかったことは薄情しよう。

 

印象に残った部分(小学生の作文)(順番は適当)

・チュチュ・バレリーナ

りえさんが氷上スミレを受け継いでくれてよかった

 

・wake up my music

MCで「アイカツ!のはじまりの曲です!」なんて言うものだから、

てっきりやっちゃうのかと思ったよ。

でもそれと同じくらいいいものでした。

マスカレードの為だけにえいたそさんが来てくれているの、

まじで奇跡だよなって思う。

 

・正義のキモチ

まさか披露されるとは思わず、最初の部分で一緒に「サンメガミィー!!」と叫んでしまった。オンパレードの楽曲で一番好きなので、嬉しかったし楽しかった。

松永あかねさんがかわいい。

 

・むーんらいとですてにー

感動。ペンラ振る手が止まりかけたくらい、聞き入ってました。

 

・the only sun right

かっこよかった。逆光の演出がめちゃめちゃ映えてました。シルエットがとてもかっこよかった。

 

TAKE ME HIGHER

オンパレードバージョン。こちらも圧倒的力!!!歌声がパワフルで気持ちよくて、本当に楽しかった。

 

・きらめきメッセンジャー

MF2017で歌詞の意味が大きく変わった曲で、そこから好きになったのでまず披露していただいてありがとうございます。

りえさんが氷上スミレを受け継いでくれて、本当によかったと、心の底から思いました。

 

・ポップコーンドリーミング

こちらもMF2017で好きになった曲。前回りえさんが「みんな飛んで〜」と言っていたのを覚えていたので、

今回も軽く飛ばせて頂きました。本当に楽しい。

 

・magical door

これ披露しそうだなと思って何度か予習した曲。ライブとCDのギャップがすごくて、

伊達花彩さんの歌声が1番よかったです。ダンスもキレキレで、かっこよかった。

 

・TRAVEL RIBBON

サントラを買い損ねたので初めてフルを聞きました。相変わらず忙しない曲ですね。

るか・みき・りえが駆け回る振り付けが可愛らしかったです。

やっぱりりえさんの氷上スミレがめちゃめちゃよかった。MF2017の倍の倍の倍くらいよかった。

 

・We are Stars!!

正直音源聞いてる時はそんなに好きでもなかったんですが、今回で好きになりました。

歌詞の重みが全然違う。そしてこの曲もアイカツはつづく!という事を伝えてくれていました。

 

・絆〜シンクロハーモニー〜

アイカツ!5thフェスを思い出しました。当時と比べるとやはり安定感が増していますよね。

こっちを選んでくれたのも嬉しかったり。

 

・新たなるステージへ

やっと本物見れた。前回は謎PVで1曲シュールな時間を過ごしていたので……

やっぱり生が1番!

 

・MY STARWAY

言わずもがな。

 

所々、これまでのライブと勝手が違くて戸惑ったりもしたのだが、

やはりアイカツのライブは、イイ!

ほかの曲ももちろんよかった。

MCでは松永あかねさんの皆立てぇ!!がよかったです。

ラストMCの豪華っぷり、

アンコールのSHINING LINE*では田所あずささんと大橋彩香さんをセンターに……等々、

ファンのツボを抑えた演出なんかもありまして、

無事終幕致しました。

 

このライブ中、様々な過去の記憶が駆け巡った。

オンパレードへ呪詛を吐いていたあの日のこと。

5thフェスに文句を言っていたあの日のこと。

でも、全部が今を構成する要素で、

今回のライブで全てを、

今までの過去を肯定したからこそ、

そんな過去もあったなあなんて、

思えるようになったんだと思う。

「MY STARWAY」がもたらした気づきと、

「ミュージックフェスタFINAL」がくれた楽しさやポジティブな気持ち。

これら全部が奇跡的に噛み合って、

今こうして前向きに生きていけるのだと思う。

 

この8年間アイカツ!に費やした時間は、思いは、

2つのイベントで精算された。

よかったことは消えないし、悪かった事も思い出になった。

これからは過去を振り返らず、前を向いて

適度に思い出に浸ろうと思う。

それが未来へのMY STARWAYなので。

そしていつか新しいアイカツ!を、見せてくれると信じて。

 

 

今、125話を思わず見返していました。

「未来へのSTARWAY」が望ましいのですが、現在では視聴不可能である為、

この話が最適だと考えました。

私はこの「あこがれの向こう側」が大好きだったはずで、

見る度に涙を流してしまっていたと思うのですが、

10thイヤーを過ごした今の私は、

不思議と涙ぐむこともありませんでした。

(エンディングのカレンダーガールはともかく……)

 

きっと、行き場のない寂しさや不安、悲しみに

帰るべき場所を与えてくれたのが「未来へのSTARWAY」であり、

アイカツ!MUSIC FESTA FINAL」だったのだと思います。

アイカツ!として一旦の区切りをつけてくれた事が、

私の中で渦巻いていた物を取り除いてくれたのだと思います。

綺麗さっぱり成仏されました。

しかし、アイカツは終わりません。

彼女達のアイカツは続いていきますし、

必要な時には我々がアイカツ!へと帰ることもできます。

アイカツ!は私たちの傍にあるのです。

アイカツ!は我々にとって、ぽかぽかあったかい、大切な場所だから。

 これからもアイカツを胸に頑張っていきましょう。

生きていれば、いい事あるはず!


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おわり

絶対に逃げ切る

オタクというものは、誰でも自分にとって大切な「コンテンツ」がひとつはあるものだと、私は思っている。
それは漫画かもしれないし、アニメや映画かもしれないし、とにかくひとつのプロジェクト、もっと言えば「IP」を愛している筈なのだ。

私は何かと言うと、アイカツシリーズやらラブライブ!やらアイマスやら…もっぱら2次元アイドルコンテンツが主であるが、それらコンテンツを愛してやまない。

では愛してどうなったか?これは最近強く感じるが、まるで呪いにかかったかのような気持ちになるのだ。

コンテンツに触れ始めた最初には、考えてもいなかった思考が駆け巡る。

あーでもないこーでもないと、強くなりすぎた思いが、自身の精神をすり減らし、コンテンツへの向き合い方もわからなくなってくる。

いい例が、私が以前書きなぐったアイカツオンパレードへのお気持ち表明記事。

「アイカツ!」を信じろ!だがアイカツ!シリーズを信用するな! - 書きなぐり番長


今読むとかなり苦しいものがあるが、当時あまりにもショックで、精神を病んだ頃のブログである。

これが4年前、アイカツ!シリーズに出会った頃ならこうではなかったと思うのだ。
今でこそ、「いちごちゃん*1が成長しないのならば意味は無い」等とぬかしているが、当時なら手放しで喜んでいたはずだ。
喜べていたはずだ。

アイカツ!への思いが呪いのように強く自分を縛り付けている。
いや、自分で勝手に縛られて、それをコンテンツのせいにしているだけに過ぎない。
しかし、コンテンツとの距離感を間違えるとこうなってしまうのは、きっと仕方の無いことでもあると、思う。


いやそんな事がきっかけでこのブログを綴っているわけではない。
ホントのとこは、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という漫画の6巻を読み、感銘を受けたからなのだ。

その「推し武道」は、chamjamという地下アイドルグループと、そのオタク達を描いた作品。
現在6巻まで刊行されているが、その6巻には素晴らしい言葉が載っていた。

この漫画には、くまささん というオタクが登場する。そんな彼の言葉に胸を打たれた。

作中、くまささんのオタク友達である 基くん が、自分を「正しいオタクだ」「正しくないオタクだ」と嫌悪する場面がある。そこでくまささんは、基くんにこう投げかけた。

「基くん自身が1番 自分のオタクの仕方を否定しているんじゃないですか」

ハッとした。確かに、自分の中で決められた「いいオタク」「悪いオタク」という概念に左右されて今まで生きていたのかもしれないと。

また、作中にはこんな場面もある。

Chamjamと 別のアイドルグループ ステライツがツーマンをする事になった。Chamjamのオタクである基くんは、ステライツのメンバーに惹かれ、そちらの物販に行こうとするも、自身の推しメンであるChamjamの 空音ちゃん にバレるからと渋る。
しかし、そこでくまささんはまたハッとするような一言を言うのだ。

「行ってもいいんですよ オタクって強制されてやるものではないし…」

ハッッッッッッ!!!!そうだったのか!!!
オタクは自由でいいんだ!!!

今までは与えられた物を自分の限界まで消費しなければ、死んでしまうと思っていた。
しかしそれは思い違いであった。オタクは自分の思った通りに好きなように楽しめばよかったのだ。

例えば、限定SSRが出たからと言って必ず手に入れる必要はないし
全巻購入特典がCDだからと言って無理する必要も無いし
好きな女のフィギュアを出る度に買う必要もなかったんだ!!!

目からウロコの話である。いや、「そんなん当たり前だろ」と思われるかもしれない。かもしれないが…しかし、自分にとっては青天の霹靂であった。

少なくとも、コンテンツとの向き合い方に大きな進歩があったのは事実である。

コンテンツは呪いでもなく、ただコンテンツとして存在しているだけだった。
それを勝手に解釈して、自分自身が囚われている妄想をしていただけなんだ。

別に好きな女の事を1から10まで知る必要もないのだった。現実でそんな人間がいたら半ストーカーだし。

そんなこんなで、私は被害妄想をしてコンテンツに囚われることなく、自分の自由に手に取って楽しめばいいという、なんら当たり前の結論に至る。

これからは、楽しく、それでいて、ちょうどいい距離感で接していきたいものだ。






余談だが、私はアイマスシリーズのゲームにおいて、星井美希*2と風野灯織*3一ノ瀬志希*4の担当をしている。
いや、わかる人はわかるかもしれない。わからなくてもいい。
正直、精神も財布もボロボロなのである。

だから、もういいよね。これ以上しなくても、いいよね!

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*1:アイカツ!の主人公 星宮いちご

*2:かわいい娘

*3:かわいい娘

*4:かわいい娘

アイカツオタクは見た! バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル DAY2


どうも。アイカツオンパレードも3話まで放送され、ある程度の方向性も見えてきた所で、見過ごせないイベントがやってまいりましたね。

バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」 略してバンナムフェス。
何やら、バンナムのアイドル達が集結すると言うではありませんか!!
これは2次元アイドルコンテンツに倒錯している私が、行かないわけにはいきません!!!

というわけで、2019年10月20日開催のday2に参加しましたので、軽く振り返ってみようと思います。
今日の思い出は、永久保存版なのでね。


(唯一撮影した一ノ瀬志希ののぼりの写真を貼ろうと思ったがやめた)



まず現場入りしたのは、開演16時にギリギリの、15時50分頃。
一塁側のスタンド席だったのですが、ちょうど機材棟で隠れ、ステージの真ん中辺りが全く見えていませんでした。
東京ドームですからそのくらいは覚悟していたものの、正直テンションは爆下がり。とりあえず隣席のオタクと挨拶を交していると、早速フェスが開幕します。
今回参加しているアーティストの紹介映像が流れた後、ステージには人影が。

1曲目の「READY‼」。 765PRO ALLSTARSが開幕から登場。これにはテンションも爆上がり、会場のボルテージも一気に高まります。私も、初の生765で大興奮。ですが、興奮しすぎて全くステージを覚えていないので割愛します。ごめんなさい。

そこからは2曲続けてのアイマスメドレー。シンデレラガールズで「Star!!」とミリオンライブの「Welcome!!」。こちらも興奮しすぎて全く覚えていません。ごめんなさい。



いやどちらも素晴らしいライブでした。決して、決して余所見をしていたわけではございません。ちゃんと見ていました。でも覚えていないんです。ごめんなさい。
というか、なんとも言い難い曲でございますよ開幕の3曲は。ミリオンはそこまで追っている訳ではないのでわかりませんが、「READY!!」と「Star!!」はド定番中のド定番中ですからね。いつもの通りだと思います多分。

言い訳終わり


さて!アイマスメドレーの後、総合司会の松嵜麗さん(諸星きらり役)、中村繪里子さん(天海春香役)のMCが挟まり、遂に本編がスタート!

一旦暗転し聞こえてきたナレーションの声は…なんと、霧矢あおいちゃんではありませんか!

ミリオンライブで参加している田所あずささんが、霧矢あおいちゃんで影ナレをしてくれました!これには手を叩いて大喜び!まるで猿のよう。

バンダイナムコフェスティバル、穏やかじゃない!!」といった風な事を言うと、お馴染みの「芸能人はカードが命!」が流れ始め、わかさん、るかさん、せなさんが登場!
それぞれの衣装は、
わかさんがリラフェアリーコーデ。
るかさんがホワイトスカイヴェールコーデ。

せなさんは…すいません失念しました。情報提供を求めます。何か凄く大事なドレスだったような気がするのですが…絶対に忘れてはいけないドレス…なんだ…なんでしょう、なんだろう…あのドレスの名は…

元元歌唱担当のお3方がステージに並び立つと、定番の「ダイヤモンドハッピー」を歌い上げます。これには周りのオタクも大興奮。
TVサイズで終わってしまいましたが、1曲目に持ってきたのはいい判断だったと思います。

後ろのモニターで、ノンクレジットのオープニング映像が流れているのは、アイカツ的には珍しい光景で嬉しかったりもしました。

続いて、わか せな るかのソロメドレー。
わかさんは、衣装から察したであろうが、まさか歌うとは思わなかった「輝きのエチュード」。うーん、始まって早々に号泣してしまい、なかなかステージを直視できませんでした。

リラフェアリーコーデでの「輝きのエチュード」は、記憶通りなら武道館以来だったと思います。そういう点も含めて感動のステージ。光景もいちご祭り本番のスターライズスタジアムによく似ていて、東京ドームでこの曲を聞けたのは本当に幸運でした。ラッキー☆
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でまさか披露されるとは思いませんが、要チェックです。


続けてるかさんの「START DASH SENSATION」(以下SDS)。武道館以降定番になってきたソロのSDSですが、今回もあかりちゃんの半生を纏めた映像にやられてしまいました。
るかさんの歌声を久々に生で聞けたのも嬉しかったです。
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。
全国のゲームセンターにて稼働している、データカードダスアイカツオンパレード!」でもプレイできるので、要チェックです。



3曲目、せなさんの「MUSIC of DREAM!!!」ですが、なんと言ってもそのパフォーマンスに衝撃を受けました。ステージを駆け回りながら歌唱し続けるのは凄く難しいと思うのですが、抜群の安定感で歌い上げています。
さらに、歌唱力も格段にアップしているというか、完全にステージに釘付けになってしまいました。
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。
全国のゲームセンターにて稼働している、データカードダスアイカツオンパレード!」でもプレイできるので、是非ともよろしくお願いします。


ソロメドレーが終わり、3人でアイカツパート最後の曲「SHINING LINE*」を披露。これは言うまでもありませんが、素晴らしい曲です。最高です。最高最高最高!
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。要チェックです。

アイカツ!パートも終わり、「ワンダーモモ」「ワンダーモモーイ」を桃井はるこさんが熱唱。素晴らしいステージなのに殆どついて行けず、ちゃんと予習をして行けばよかったと後悔しています。本当に申し訳がなかった…
そして星井美希役の長谷川明子さん!高槻やよい役の仁後真耶子さんが登場して、桃井はるこさんとの「バレンタイン」コラボステージ。
とってもよかったと思いました。


桃井はるこさんを招いてのMCを挟み、続いてはイルミネーションスターズで「光のDestination」!
上出来のステージだったと思います。あの時灯織は1番輝いていたと思う。灯織が1番輝いていました。灯織が1番声を出していたと思います。

お恥ずかしながら、声優さんを存じ上げないので、シャニマスは外身の方で行かせてください。灯織


シャニマスの次はデレマス。アスタリスクの2人が、「ØωØver!」を披露。
個人的には5th静岡ぶりの2回目だったのですが、相変わらず「にゃー!」コールが楽しい。
青木瑠璃子さんの声も久々に聞けて大満足でした。

あっぱーちゅーん の後は「アルストロメリア」で幸福論誕生。アイデンティティを見つけました。ちゅっちゅっちゅ♡

「咲くは浮世の君花火」。ここで念願の生 上田麗奈さんを一目見たいと頑張りすぎて、殆どコールが出来ませんでした。
割と盛り上がっていたので、人気のある曲なんですかね?ミリシタではあまりこの曲をプレイした事がないので、新鮮でもあり楽しかったです。
ちなみにこのフェス中に上田麗奈さんを認識する事は叶わず、やはり双眼鏡は必要なんだなあ…と1人学ばせていただきました。

765PRO ALLSTARSによる「LEADER!!!」、あまりにも凄すぎて、すげえなあ…重みがちげえなあ…わしには早かったかもしれんわい。と一気に老化してしまい、記憶がございません。
765は神々しすぎて、大体こんな感じで記憶がすっ飛んでいます。


765が捌けると、間髪入れずにまってましたとGuilty Kiss(以下ギルキス)が登場!
「Strawberry Trapper」「Guilty night,Guilty Kiss」「Guilty Eyes Fever」「コワレヤスキ」「Shadow gate to Love」
そして先日のラブライブ!三昧でも流れた、新曲の「New Romantic Sailors」を、殆どMCなしで連続披露。

いや、度肝を抜かれました。これまでもライブで見てきましたが、今回のギルキスが1番だったと思います。
正直な所、コンテンツ同士のいがみ合いというか、他コンテンツのファンに受け入れてもらえるだろうかと不安でありました。もしかしたら、ギルキスの3人はもっと不安だったかもしれません。
それが蓋を開けてみれば、会場が完全にギルキスのムードに飲まれ、オタクが一体となって「Guilty Kiss!」コールをする、素晴らしい光景が広がっていたではないですか。
会場の熱気も相まって、普段のライブの2倍も3倍も盛り上がっているように見えましたし、新曲披露もこういう場では受け入れ難いものだと考えていましたが、しっかり場ができていたからなのか、面白い曲だからなのか、そんな考えも杞憂に終わるくらいに楽しいステージでありました。
その後のMCでは、割といつものギルキスが見られて嬉しかったり。
本当に素晴らしいステージをありがとうございました!という他にありません。アイカツとタイトルに入れて置いてなんですが、ギルキスパートが1番楽しかったです。
「Guilty Eys Fever」を選曲したのも、かなり挑戦的かと思います。特典曲を自分らのステージ以外で披露するなんて、普通しませんよ。予習も難しい。それでも東京ドームを燃え上がらせたギルキスの3人は、本当に凄い。凄かった。
元気な3人の姿を見られて、わしは嬉しかったよ。


ギルキスMCの後は、放課後クライマックスガールズの「夢咲きAfter School」
ハピハピツイン「あんきら!?狂騒曲」
4luxury「花ざかりWeekend✼」
765PRO ALLSTARS「自分REST@RT」
を連続で披露。
個人的にはあんきらからの3曲が激アツ。
死ぬまでに生で聴きたかった曲を聴けて、もう死んでもいいとさえ思いました。
中でも「あんきら!?狂騒曲」でのコールアンドレスポンスパートが、普通あんきも あんきらである所を、アイマス アイカツ ワンダーモモ ラブライブバンナムフェスならではの改変をされていたのが印象に残っています。
アイマスアイカツは母音が同じで聞き取れなかったのか、アイカツの時にもアイマス!コールが起こっていたり、生だからこその弊害もあった訳ですが…よかったです。

REST@RTした結果、「微熱SOS」「残酷よ希望となれ」を橋本みゆきさん、結城アイラさんに披露され、かっこいい!かっこよかった!という感じになったなあ
かっこよかった

気が進んだら続きをかきたい

「アイカツ!」を信じろ!だがアイカツ!シリーズを信用するな!

from 書きなぐり番長



タイトルの通りです。
だっておかしいでしょ。アイカツオンパレード
もう1週間経つぞ!とか、そんなのはいいんです。整理しきれないんです。

大人の事情なのは分かってるんですよ。でもね、アイカツ!っていつからこんなに簡単に引っ張り出してこれる物になったんだろうって、思っただけなんですよ。

キャッチコピー、知ってますか?

「さあ行こう、光る未来へ!」

過去シリーズにすがってるのにですよ。
光る未来というよりも、光ってた過去へ逆戻りしてますからね。

でも一番辛いのは、コンテンツへの信用が出来なくなってしまったことなんですよ。

これには深い深い理由がある訳なんですが。






全てはアイカツ!武道館から始まった

昨年3月。それまで5年半、アイカツ!シリーズの歌唱担当として、キャスト スタッフと共に作品を盛り上げてきた、STAR☆ANIS AIKATSU☆STARS! の皆さんが、アイカツ!シリーズを卒業しました。
最後の大舞台という事で、場所は武道館!
2日間に渡る最高のライブ!
ラストにも関わらず、新衣装の連続!
フォトカツ曲も披露され、まさに夢のステージ!
2年前に終了したはずのアイカツ!が、その時やっと本当の意味で終われたんだと、ある意味ホッとしつつその日を終えました。

歌唱担当の卒業というのは、即ちこれからはライブなし、アイカツ!の新曲、新作もほぼ不可能なものと解釈していましたし、事実そんな雰囲気で物事も進んでいましたから、それはそれは泣きました。もうこれから新しいアイカツ!を見るのは事実上不可能に近いんだと。

最後の日、アイカツ!は、「なんてことない毎日がかけがえないの」と歌ってくれました。
これまで何の気なしに聞いていた楽曲も、今思えばかけがえのないものだったんだなあと、考えただけで涙が溢れそうです。
歌唱担当という居て当たり前だった存在が、アイカツ!シリーズから居なくなる。この現実を受けいれて、次の世代へと進む。
「思い出は未来のなかに 探しに行くよ約束」
その言葉を信じ、しばしのお別れを惜しみました。

感動のラストステージ。かけがえのない思い出。これら全てを背負って、アイカツフレンズ!という新シリーズに目を向ける。
従来とは違う形でも、確かにアイカツの魂は受け継がれている。それだけで十分でした。

アイカツ!はこの日、本当の最終回を迎えたのでした。

しかし、この時流した涙は、たった半年の別れの為の涙に過ぎなかった……




ちょっと待って!そのイベント、誰かの事傷つけてない?

アイカツ!武道館から約半年後、アイカツシリーズ5周年を記念して(実際は6年経っているが)、「アイカツ!シリーズ 5thフェスティバル」が2日間に渡り開催されました。

そういえば先日、晴れて円盤も発売されましたね。僕は2日目に参戦しましたが、即席バニラチリ抹茶や、熱い!!1夜限りのコラボレーションなど、今でもハッキリと覚えているくらい素晴らしいイベントでした。まだ見たことの無い方は是非。


いやいや、そんな素晴らしいイベントに何の問題が???アイカツシリーズ初の声優登壇イベントで最高じゃん!とお思いの事でしょう。
しかしこのイベント、声優のみならず歌唱担当のライブも用意されていたのです!


当時、界隈でも賑わった話題なので知っている方も多いとは思いますが、いくら何でも復活するのが早すぎる!という所で燃えに燃えたわけなんですね。
まあ今思い返してもフットワークが軽すぎる!
僕は、「次はあるとしてもいつになるかなあ。よくて10周年とかかなあ」って本気で思ってたので、流石に面食らいましたね。
ライブ自体は非常に良かったです。ゆめこはのアレとかずっと泣いてたと思います。ちょろいオタク。

それでも、いくらイベントが良かったとはいえ、「卒業とは…?」と目が点に。5周年を記念しているわけだし、しょうがないとも思いましたが。
今度こそホントの終わりかなと、静かに帰路へつくオタク。
アイカツは今度こそ本当に、幕を閉じた。

はずだった。





よく考えたら5thフェス以降なんもねえわ

そう、ランティス祭りを除いて何も悪い事は無いのである。
なんなら、各種音楽配信サービスにてアイカツ楽曲が全てオリジナルバージョンながらも配信開始されたり、TOKYO MXにて毎週木曜夜7:00〜第1シリーズの再放送が始まったり、アイカツフレンズ!の初ワンマンライブが決まったり、コンテンツとしては健全なやり方しかしていなかった。

しかしそれでも、ランティス祭りに参加した者達は(多分)口を揃えてこう言った。
アイカツは客寄せパンダだ」と。





アイカツ!は客寄せパンダか?

思えばアイカツスターズ!の時点で、ゲーム筐体に「アイカツ!」のキャラクターが常時登場するなどのテコ入れが行われていた。
アイカツフレンズ!に至っては、1弾から現在まで、「アイカツ!ミュージアム」という過去シリーズをフィーチャーしたモードを搭載する頼りっぷり。


新シリーズ「アイカツオンパレード」はその延長線上にある。
アイカツフレンズ!」は残念ながら打ち切りだし、「アイカツ!」と「アイカツスターズ!」は最終回から時が止まったままこれからも利用され続ける。

アイカツシリーズが人々の記憶から薄れかけた時、姫石らきという世界の破壊者が全アイドルを連れてパレードする。
フロートに乗ってやってくるのは、「うんうん、それもまたアイカツだね!」「穏やかじゃない!」「ワクワクが止まんない!」と、一定間隔で同じセリフを言い続けるアイドル達。

フロートが停止したかと思えば、観客に斧をアピール。パレードルートに降りてきて、崖を登り、木を切り倒し、バズーカをぶっぱなして、火山が噴火して生クリームが辺りに散乱し、虎が現れて、宇宙へ飛んでスペースアイカツをする。

そしていちごちゃんが一言。「うんうん、それもまたアイカツだね!」
「これ、アイカツか?」
「穏やかじゃなさすぎる〜〜〜!!!」
「らぶゆ〜〜」
「血を吸うわよ!」
「こんなものなの?!」
「Yes!かえで寿司!」
「短縮版北大路劇場」

「これは霧矢先輩が言うところの」
「「「穏やかじゃない!」」」

THE END





アイカツの世界は信じられる

アイカツ!」の世界は何時だって成長を見せてくれていた。努力を惜しまない彼女達の光る未来を、最後の最後まで描いてくれていた。
彼女達の時が止まることは無かった。現実と同じく、時間と共に生きていた。

果たして「アイカツオンパレード!」は、そんな彼女達の今を見せてくれるのだろうか?全てのアイカツ!シリーズの未来を描いてくれるのだろうか?それは始まってみないとわからないだろう。

いちごちゃん達が居ればそれでいいのではない。「アイカツ!」の物語の中で、いちごちゃん達が輝くから素晴らしいのだ。
どうか、どうかキャラクターの寄せ集めでガワだけ見繕った内容では無いことを心の底から祈る。いのりんご。


いちごちゃん達のいる世界は信用出来るが、現実は全く信用できないという教えを説いてくれる新番組「アイカツオンパレード!」が、どうかキャラクター中心ではなく、「アイカツ!」を「アイカツ!」として、「アイカツスターズ!」を「アイカツスターズ!」として、「アイカツフレンズ!」とクロスオーバーさせた作品である事を願う。


これで失敗したら、本当にアイカツ!シリーズは終わってしまうのではないかという不安や恐怖の感情が、こわいよう>

グラシアス つまりありがとう
アイカツよ 永遠に

「トイストーリー4」 悲しいよ

面白かった。ボーの性格が冒頭から、前2作までの内なる強さを秘めた女性、という印象から唯の強気な女性に様変わりしているし、ウッディは中盤完全にお荷物のダメ男にされてた。

それでもフォーキーとの関係だったり、ガビーガビーが声をとりもどしたあとの一連の流れは素晴らしいと思った。

おもちゃが新たな世界に飛び出して、自分の中に新しい答えを見つけるのがトイストーリーだと、僕は思っている。

ウッディの決断はボーの活躍やガビーガビーの事、自身の境遇もあって必然的なものであったとも感じるし、大事なシリーズの4作目。どう落ちをつけるかってウッディを旅立たせるのは良い判断だと思う。

 

でも、大事なシリーズの4作目なのに、大事なシリーズの4作目なのに、みんなとの別れのシーンが、1分やそこらで終わるのはなんで?

 

ウッディがハムやレックス、ポテトヘッド夫妻にスリンキー、ジェシーにブルズアイにバズ、彼らと過ごした時間を、俺らが彼らと過ごした時間を、そんな簡単にどうして終わらせられるの?

 

フォーキーが見張りをサボって出てきたからハイ終わり!は実にコミカルでそれらしいとは思うが、それって、ちゃんと段階を踏んでからやるべきだよね。

ボーの事にももっと触れて欲しかったし、みんなにはウッディとの最後の時間をちゃんと噛み締めて欲しかった。

なんなら彼らの別れを、俺らが整理できるくらいの時間を使ってやってほしかった。

初めてトイストーリーを見てから20年は経つけれど、幼少期からずっと一緒だった彼らは、特別でかけがえのない存在だったんだ。

 

だからこそ、今回のやり方には耐えられなかった。あまりにもあっけなかった。そんな簡単に終わらせていいものじゃないんだよ。僕の中では。

 

他にも色々言いたい事はあるけれど、あまりにも悲しくて、もう何も言いたくなくなってきた。

とにかく、あんなラストシーンを見せられて、泣かないわけがないじゃないか。

あまりにも、簡単すぎる。20年付き合った友人との別れを、こんなにも簡単に描けるのか?

ありえない。なんでなんだろう。

 

しかし、これがPixarの答えだ。僕にはそれを受け入れるしか道はない。

今日一日は、あのシーンを思い出して泣き続けるだろう。

今も映画館のトイレの中で、1人泣きながらこんな文を書いているくらいだから。

 

さようなら、ウッディ。

さようなら。トイストーリー。

「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」は、現実世界までも作品の一部にしてしまった

4月の公開から瞬く間に広がった「エンドゲーム」ショック。

それすらも吹き飛ばすパワーに満ちた映画が、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」である。

 

本作は「アイアンマン」を初めとする、様々なヒーローが活躍する1つの世界を描いたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3ラストを飾る作品。「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」で鮮烈なデビューを果たし、「スパイダーマン ホームカミング」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」を通じて描かれてきたトニー・スタークとの決別、ヒーローとして「独り立ち」する姿を描く。

学生ヒーロースパイダーマンの身に降りかかる事件を「ホームカミング」以上にコミカルに描きながら、序盤で提示される「指パッチン」問題、ピーター・パーカーを次世代のアイアンマンとして魅せる演出、そして最大の目玉である''異次元からやってきたヒーロー''ミステリオの正体と野望。「エンドゲーム」の余波とMCUのこれからを示唆しつつも、スパイダーマンの続編として見事に成立させた快作であった。

 

そんな今作では前述の通り、ミステリオの正体が肝になる。

中盤で明かされる彼の正体が、全てをホログラム技術と嘘でごまかしていた、文字通りの''見せかけのヒーロー''であったという衝撃の事実。

今作の予告編が公開されてからというもの、「エンドゲーム」の余波を吹き飛ばさんと、「異次元の扉」や「アース833」というワードに思考を巡らせていたファンは多いと思う。かく言う自分もそうであるが、そんな観客は物の見事に、マーベル・スタジオによって騙されていたのだった。

ミステリオによる演説のシーンは、マーベルから観客に向けての盛大な種明かしと受け取っていいだろう。

フィクションであっても、ファンにとってエンドゲームで失った物は大きい。そこを見事に突かれてしまった。

 

それは劇中でも同じで、あの世界の人々は、アイアンマンもキャプテン・アメリカも失った。未知の侵略者によって何もかもが変えられ、兄弟関係が逆転してしまった人や、家を失くした人だっている。だからこそ、ミステリオという新たなヒーローの出現を喜んで受け入れた。彼は不安を抱えて生きる人々にとっての希望の星になったのだ。

 

現実の我々も、「エンドゲーム」で失った物を過去とするかのように、「ファーフロムホーム」の予告編から未来への期待を抱いた。そこにある差は、人々にとってそれがフィクションの出来事かそうでないかだけである。

 

MCUは度々、現実の情勢を鑑みたような要素を作品に取り入れる事がある。しかし今回は、要素どころか現実世界のプロモーションまでも巻き込んで、一つの作品に仕立てあげてしまった。

予告編で我々が様々な憶測を巡らせ、これからに希望を抱く。その事実をマーベルスタジオは見事に予見していた。

ミステリオの「人々は何でも信じる」という言葉は、フィクションを超えて現実でも実証されてしまったという訳である。

もしこれが現実でも起こっているとしたら、と考えさせられるのも気持ちが悪い。

恐るべしマーベルスタジオ。

 

 

 

 

「ポケットモンスター カントー・オレンジ諸島編」視聴完了

Amazonプライムで1話から見ていた、アニメポケモンカントー編をついに見終えた。

自分はAGからの世代なので、ある意味完成されたアニメ・ポケットモンスターを見ていたのだと痛感した。

特に、第1話〜第40話辺りの話は現在のアニメポケモン、いやサンムーンは置いといてXYZまでのポケモンとは根本的に取り扱う問題が違って、ポケモンを人に限りなく近い生物として描いてるのがよくわかる。

もし、我々の住む世界にポケモンがいたらどんな問題が起きるか?ポケモンがどういう扱いを受けるだろうか?といった考察をしていった末の作品群が、カントー編初期のエピソードなのだろう。

ディグダによってダムの建設が邪魔される話や、スリープの催眠術によって子供に副作用がもたらされてしまう話等、ポケモンの優しい世界だけでなく、ポケモンが居ることによる害もしっかり描写されている。

それ以外で特に印象に残ったのが、いしで進化するポケモン愛好家だけのコネクションを作ろうとしていた兄弟の話。確かに、現実でも同じ動物を飼ってる・同じ趣味を持つ人同士でコネクションを作ろうという動きはあるし、ポケモンでも同じ事があって可笑しくないという事なのだろうが、曲がりなりにも子供向けアニメで、ここまで細かく、バラエティに富んだ「ポケモン世界で起こりうるシチュエーション」を用意してきたのには目を見張った。

約1年分の50話までで描かれたのは、「人間とポケモンの共存する世界」が中心であったと思うのだが、次第にギャグやドタバタメインのエピソードも増えていく。

それが悪いとは思わないし、放送が長期化するとある意味テンプレ化してしまうのも仕方がないが、初期エピソードで見せられた世界があまりにも魅力的で、もっとこの世界のディープな部分を見ていたいと期待してしまった。

 

カントー編終盤のポケモンリーグ セキエイ大会は、サトシがゲットしたにもかかわらず使用されなかったクラブ・ベトベトンが大活躍する驚きの展開など、それまではなかった満を持してのバトル中心エピソードがとても良かった。

ヒロシとの友情も、2代目のオープニングが言う通り正に「ライバル!」。

そのヒロシとのバトルでサトシが負けた直後、リザードンが言うことを聞かないせいというほぼ不戦勝にも関わらず、自分の負けを潔く認めたシーン。それまでの自分本位なガキであったサトシが1つ成長したとてもいいシーンであった。次のエピソードで「リザードンが言うことを聞いてさえいれば勝てた」と喚き散らしているが、負けたのに平常運転である事の方が驚きである。仲間の前で弱い部分を隠そうとしているのも、主人公としてパーフェクトではないか。

そんなサトシはポケモンリーグを経てさらなる成長を見せる。なんと目上の人に敬語を使うのだ。今までのサトシは敬語なんか使ってこなかったろう。ジュンサーさんにも、「何かあったんですか」と敬語を使うし、ジョーイさんにも「何とかしてください」と敬語を使う。いや正しいけど、あまりにも突然すぎて受け入れ難い。

せめてジョウト編までは敬語なしでお願いしたかった。

というか敬語を使うサトシの方が慣れ親しんだサトシの筈なのだが、成長しきったイメージを持ってしまって、今は成長途中の未熟なガキ・サトシが愛おしい。

オレンジ諸島編に関しては、自分のよく知る「ポケットモンスター」という感じで、特に思う所もなかったので割愛する。ウチキド博士が色っぽくてスタートダッシュは良かったのだが、純粋に退屈だったから… 

ニャースを神と崇める島での1件も、ロケット団の絆を描いたエピソードなのだが、如何せん「ニャースのあいうえお」の完成度が高すぎて、二番煎じにしてもお粗末な出来だったと思うし。

ピンクポケモンの島が出てきてバタフリー関連が補足されるのかと思ったら、その島のポケモンはゲットしてはいけない保護区域だったり。

それでも唯一、サトシとリザードンが通じ合う回は涙腺が緩んでしまったが。50話程かけてようやくサトシのパートナーとしてリザードンが活躍するのは、それまでを見てきたからこそ感慨深い。

出会った頃と同じように、しっぽの炎が消えかかって…というのもニクイ。

そんなオレンジ諸島編を乗り越えて、やっとお目当てのジョウト編へと辿り着いた私。

次なるエピソードは一体何が待ち受けているのか!

ポケモンを見る日々は、まだまだ続く。続くったら、続く。