書きなぐり番長

ジャンル問わず、その時その時書きたい事を書いてなぐり。けたぐり。

絶対に逃げ切る

オタクというものは、誰でも自分にとって大切な「コンテンツ」がひとつはあるものだと、私は思っている。
それは漫画かもしれないし、アニメや映画かもしれないし、とにかくひとつのプロジェクト、もっと言えば「IP」を愛している筈なのだ。

私は何かと言うと、アイカツシリーズやらラブライブ!やらアイマスやら…もっぱら2次元アイドルコンテンツが主であるが、それらコンテンツを愛してやまない。

では愛してどうなったか?これは最近強く感じるが、まるで呪いにかかったかのような気持ちになるのだ。

コンテンツに触れ始めた最初には、考えてもいなかった思考が駆け巡る。

あーでもないこーでもないと、強くなりすぎた思いが、自身の精神をすり減らし、コンテンツへの向き合い方もわからなくなってくる。

いい例が、私が以前書きなぐったアイカツオンパレードへのお気持ち表明記事。

「アイカツ!」を信じろ!だがアイカツ!シリーズを信用するな! - 書きなぐり番長


今読むとかなり苦しいものがあるが、当時あまりにもショックで、精神を病んだ頃のブログである。

これが4年前、アイカツ!シリーズに出会った頃ならこうではなかったと思うのだ。
今でこそ、「いちごちゃん*1が成長しないのならば意味は無い」等とぬかしているが、当時なら手放しで喜んでいたはずだ。
喜べていたはずだ。

アイカツ!への思いが呪いのように強く自分を縛り付けている。
いや、自分で勝手に縛られて、それをコンテンツのせいにしているだけに過ぎない。
しかし、コンテンツとの距離感を間違えるとこうなってしまうのは、きっと仕方の無いことでもあると、思う。


いやそんな事がきっかけでこのブログを綴っているわけではない。
ホントのとこは、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という漫画の6巻を読み、感銘を受けたからなのだ。

その「推し武道」は、chamjamという地下アイドルグループと、そのオタク達を描いた作品。
現在6巻まで刊行されているが、その6巻には素晴らしい言葉が載っていた。

この漫画には、くまささん というオタクが登場する。そんな彼の言葉に胸を打たれた。

作中、くまささんのオタク友達である 基くん が、自分を「正しいオタクだ」「正しくないオタクだ」と嫌悪する場面がある。そこでくまささんは、基くんにこう投げかけた。

「基くん自身が1番 自分のオタクの仕方を否定しているんじゃないですか」

ハッとした。確かに、自分の中で決められた「いいオタク」「悪いオタク」という概念に左右されて今まで生きていたのかもしれないと。

また、作中にはこんな場面もある。

Chamjamと 別のアイドルグループ ステライツがツーマンをする事になった。Chamjamのオタクである基くんは、ステライツのメンバーに惹かれ、そちらの物販に行こうとするも、自身の推しメンであるChamjamの 空音ちゃん にバレるからと渋る。
しかし、そこでくまささんはまたハッとするような一言を言うのだ。

「行ってもいいんですよ オタクって強制されてやるものではないし…」

ハッッッッッッ!!!!そうだったのか!!!
オタクは自由でいいんだ!!!

今までは与えられた物を自分の限界まで消費しなければ、死んでしまうと思っていた。
しかしそれは思い違いであった。オタクは自分の思った通りに好きなように楽しめばよかったのだ。

例えば、限定SSRが出たからと言って必ず手に入れる必要はないし
全巻購入特典がCDだからと言って無理する必要も無いし
好きな女のフィギュアを出る度に買う必要もなかったんだ!!!

目からウロコの話である。いや、「そんなん当たり前だろ」と思われるかもしれない。かもしれないが…しかし、自分にとっては青天の霹靂であった。

少なくとも、コンテンツとの向き合い方に大きな進歩があったのは事実である。

コンテンツは呪いでもなく、ただコンテンツとして存在しているだけだった。
それを勝手に解釈して、自分自身が囚われている妄想をしていただけなんだ。

別に好きな女の事を1から10まで知る必要もないのだった。現実でそんな人間がいたら半ストーカーだし。

そんなこんなで、私は被害妄想をしてコンテンツに囚われることなく、自分の自由に手に取って楽しめばいいという、なんら当たり前の結論に至る。

これからは、楽しく、それでいて、ちょうどいい距離感で接していきたいものだ。






余談だが、私はアイマスシリーズのゲームにおいて、星井美希*2と風野灯織*3一ノ瀬志希*4の担当をしている。
いや、わかる人はわかるかもしれない。わからなくてもいい。
正直、精神も財布もボロボロなのである。

だから、もういいよね。これ以上しなくても、いいよね!

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*1:アイカツ!の主人公 星宮いちご

*2:かわいい娘

*3:かわいい娘

*4:かわいい娘

アイカツオタクは見た! バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル DAY2


どうも。アイカツオンパレードも3話まで放送され、ある程度の方向性も見えてきた所で、見過ごせないイベントがやってまいりましたね。

バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」 略してバンナムフェス。
何やら、バンナムのアイドル達が集結すると言うではありませんか!!
これは2次元アイドルコンテンツに倒錯している私が、行かないわけにはいきません!!!

というわけで、2019年10月20日開催のday2に参加しましたので、軽く振り返ってみようと思います。
今日の思い出は、永久保存版なのでね。


(唯一撮影した一ノ瀬志希ののぼりの写真を貼ろうと思ったがやめた)



まず現場入りしたのは、開演16時にギリギリの、15時50分頃。
一塁側のスタンド席だったのですが、ちょうど機材棟で隠れ、ステージの真ん中辺りが全く見えていませんでした。
東京ドームですからそのくらいは覚悟していたものの、正直テンションは爆下がり。とりあえず隣席のオタクと挨拶を交していると、早速フェスが開幕します。
今回参加しているアーティストの紹介映像が流れた後、ステージには人影が。

1曲目の「READY‼」。 765PRO ALLSTARSが開幕から登場。これにはテンションも爆上がり、会場のボルテージも一気に高まります。私も、初の生765で大興奮。ですが、興奮しすぎて全くステージを覚えていないので割愛します。ごめんなさい。

そこからは2曲続けてのアイマスメドレー。シンデレラガールズで「Star!!」とミリオンライブの「Welcome!!」。こちらも興奮しすぎて全く覚えていません。ごめんなさい。



いやどちらも素晴らしいライブでした。決して、決して余所見をしていたわけではございません。ちゃんと見ていました。でも覚えていないんです。ごめんなさい。
というか、なんとも言い難い曲でございますよ開幕の3曲は。ミリオンはそこまで追っている訳ではないのでわかりませんが、「READY!!」と「Star!!」はド定番中のド定番中ですからね。いつもの通りだと思います多分。

言い訳終わり


さて!アイマスメドレーの後、総合司会の松嵜麗さん(諸星きらり役)、中村繪里子さん(天海春香役)のMCが挟まり、遂に本編がスタート!

一旦暗転し聞こえてきたナレーションの声は…なんと、霧矢あおいちゃんではありませんか!

ミリオンライブで参加している田所あずささんが、霧矢あおいちゃんで影ナレをしてくれました!これには手を叩いて大喜び!まるで猿のよう。

バンダイナムコフェスティバル、穏やかじゃない!!」といった風な事を言うと、お馴染みの「芸能人はカードが命!」が流れ始め、わかさん、るかさん、せなさんが登場!
それぞれの衣装は、
わかさんがリラフェアリーコーデ。
るかさんがホワイトスカイヴェールコーデ。

せなさんは…すいません失念しました。情報提供を求めます。何か凄く大事なドレスだったような気がするのですが…絶対に忘れてはいけないドレス…なんだ…なんでしょう、なんだろう…あのドレスの名は…

元元歌唱担当のお3方がステージに並び立つと、定番の「ダイヤモンドハッピー」を歌い上げます。これには周りのオタクも大興奮。
TVサイズで終わってしまいましたが、1曲目に持ってきたのはいい判断だったと思います。

後ろのモニターで、ノンクレジットのオープニング映像が流れているのは、アイカツ的には珍しい光景で嬉しかったりもしました。

続いて、わか せな るかのソロメドレー。
わかさんは、衣装から察したであろうが、まさか歌うとは思わなかった「輝きのエチュード」。うーん、始まって早々に号泣してしまい、なかなかステージを直視できませんでした。

リラフェアリーコーデでの「輝きのエチュード」は、記憶通りなら武道館以来だったと思います。そういう点も含めて感動のステージ。光景もいちご祭り本番のスターライズスタジアムによく似ていて、東京ドームでこの曲を聞けたのは本当に幸運でした。ラッキー☆
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でまさか披露されるとは思いませんが、要チェックです。


続けてるかさんの「START DASH SENSATION」(以下SDS)。武道館以降定番になってきたソロのSDSですが、今回もあかりちゃんの半生を纏めた映像にやられてしまいました。
るかさんの歌声を久々に生で聞けたのも嬉しかったです。
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。
全国のゲームセンターにて稼働している、データカードダスアイカツオンパレード!」でもプレイできるので、要チェックです。



3曲目、せなさんの「MUSIC of DREAM!!!」ですが、なんと言ってもそのパフォーマンスに衝撃を受けました。ステージを駆け回りながら歌唱し続けるのは凄く難しいと思うのですが、抜群の安定感で歌い上げています。
さらに、歌唱力も格段にアップしているというか、完全にステージに釘付けになってしまいました。
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。
全国のゲームセンターにて稼働している、データカードダスアイカツオンパレード!」でもプレイできるので、是非ともよろしくお願いします。


ソロメドレーが終わり、3人でアイカツパート最後の曲「SHINING LINE*」を披露。これは言うまでもありませんが、素晴らしい曲です。最高です。最高最高最高!
ちなみにこの曲は、毎週土曜日朝10:30からテレビ東京系にて放送中の「アイカツオンパレード!」でも披露されるかもしれません。要チェックです。

アイカツ!パートも終わり、「ワンダーモモ」「ワンダーモモーイ」を桃井はるこさんが熱唱。素晴らしいステージなのに殆どついて行けず、ちゃんと予習をして行けばよかったと後悔しています。本当に申し訳がなかった…
そして星井美希役の長谷川明子さん!高槻やよい役の仁後真耶子さんが登場して、桃井はるこさんとの「バレンタイン」コラボステージ。
とってもよかったと思いました。


桃井はるこさんを招いてのMCを挟み、続いてはイルミネーションスターズで「光のDestination」!
上出来のステージだったと思います。あの時灯織は1番輝いていたと思う。灯織が1番輝いていました。灯織が1番声を出していたと思います。

お恥ずかしながら、声優さんを存じ上げないので、シャニマスは外身の方で行かせてください。灯織


シャニマスの次はデレマス。アスタリスクの2人が、「ØωØver!」を披露。
個人的には5th静岡ぶりの2回目だったのですが、相変わらず「にゃー!」コールが楽しい。
青木瑠璃子さんの声も久々に聞けて大満足でした。

あっぱーちゅーん の後は「アルストロメリア」で幸福論誕生。アイデンティティを見つけました。ちゅっちゅっちゅ♡

「咲くは浮世の君花火」。ここで念願の生 上田麗奈さんを一目見たいと頑張りすぎて、殆どコールが出来ませんでした。
割と盛り上がっていたので、人気のある曲なんですかね?ミリシタではあまりこの曲をプレイした事がないので、新鮮でもあり楽しかったです。
ちなみにこのフェス中に上田麗奈さんを認識する事は叶わず、やはり双眼鏡は必要なんだなあ…と1人学ばせていただきました。

765PRO ALLSTARSによる「LEADER!!!」、あまりにも凄すぎて、すげえなあ…重みがちげえなあ…わしには早かったかもしれんわい。と一気に老化してしまい、記憶がございません。
765は神々しすぎて、大体こんな感じで記憶がすっ飛んでいます。


765が捌けると、間髪入れずにまってましたとGuilty Kiss(以下ギルキス)が登場!
「Strawberry Trapper」「Guilty night,Guilty Kiss」「Guilty Eyes Fever」「コワレヤスキ」「Shadow gate to Love」
そして先日のラブライブ!三昧でも流れた、新曲の「New Romantic Sailors」を、殆どMCなしで連続披露。

いや、度肝を抜かれました。これまでもライブで見てきましたが、今回のギルキスが1番だったと思います。
正直な所、コンテンツ同士のいがみ合いというか、他コンテンツのファンに受け入れてもらえるだろうかと不安でありました。もしかしたら、ギルキスの3人はもっと不安だったかもしれません。
それが蓋を開けてみれば、会場が完全にギルキスのムードに飲まれ、オタクが一体となって「Guilty Kiss!」コールをする、素晴らしい光景が広がっていたではないですか。
会場の熱気も相まって、普段のライブの2倍も3倍も盛り上がっているように見えましたし、新曲披露もこういう場では受け入れ難いものだと考えていましたが、しっかり場ができていたからなのか、面白い曲だからなのか、そんな考えも杞憂に終わるくらいに楽しいステージでありました。
その後のMCでは、割といつものギルキスが見られて嬉しかったり。
本当に素晴らしいステージをありがとうございました!という他にありません。アイカツとタイトルに入れて置いてなんですが、ギルキスパートが1番楽しかったです。
「Guilty Eys Fever」を選曲したのも、かなり挑戦的かと思います。特典曲を自分らのステージ以外で披露するなんて、普通しませんよ。予習も難しい。それでも東京ドームを燃え上がらせたギルキスの3人は、本当に凄い。凄かった。
元気な3人の姿を見られて、わしは嬉しかったよ。


ギルキスMCの後は、放課後クライマックスガールズの「夢咲きAfter School」
ハピハピツイン「あんきら!?狂騒曲」
4luxury「花ざかりWeekend✼」
765PRO ALLSTARS「自分REST@RT」
を連続で披露。
個人的にはあんきらからの3曲が激アツ。
死ぬまでに生で聴きたかった曲を聴けて、もう死んでもいいとさえ思いました。
中でも「あんきら!?狂騒曲」でのコールアンドレスポンスパートが、普通あんきも あんきらである所を、アイマス アイカツ ワンダーモモ ラブライブバンナムフェスならではの改変をされていたのが印象に残っています。
アイマスアイカツは母音が同じで聞き取れなかったのか、アイカツの時にもアイマス!コールが起こっていたり、生だからこその弊害もあった訳ですが…よかったです。

REST@RTした結果、「微熱SOS」「残酷よ希望となれ」を橋本みゆきさん、結城アイラさんに披露され、かっこいい!かっこよかった!という感じになったなあ
かっこよかった

気が進んだら続きをかきたい

「アイカツ!」を信じろ!だがアイカツ!シリーズを信用するな!

from 書きなぐり番長



タイトルの通りです。
だっておかしいでしょ。アイカツオンパレード
もう1週間経つぞ!とか、そんなのはいいんです。整理しきれないんです。

大人の事情なのは分かってるんですよ。でもね、アイカツ!っていつからこんなに簡単に引っ張り出してこれる物になったんだろうって、思っただけなんですよ。

キャッチコピー、知ってますか?

「さあ行こう、光る未来へ!」

過去シリーズにすがってるのにですよ。
光る未来というよりも、光ってた過去へ逆戻りしてますからね。

でも一番辛いのは、コンテンツへの信用が出来なくなってしまったことなんですよ。

これには深い深い理由がある訳なんですが。






全てはアイカツ!武道館から始まった

昨年3月。それまで5年半、アイカツ!シリーズの歌唱担当として、キャスト スタッフと共に作品を盛り上げてきた、STAR☆ANIS AIKATSU☆STARS! の皆さんが、アイカツ!シリーズを卒業しました。
最後の大舞台という事で、場所は武道館!
2日間に渡る最高のライブ!
ラストにも関わらず、新衣装の連続!
フォトカツ曲も披露され、まさに夢のステージ!
2年前に終了したはずのアイカツ!が、その時やっと本当の意味で終われたんだと、ある意味ホッとしつつその日を終えました。

歌唱担当の卒業というのは、即ちこれからはライブなし、アイカツ!の新曲、新作もほぼ不可能なものと解釈していましたし、事実そんな雰囲気で物事も進んでいましたから、それはそれは泣きました。もうこれから新しいアイカツ!を見るのは事実上不可能に近いんだと。

最後の日、アイカツ!は、「なんてことない毎日がかけがえないの」と歌ってくれました。
これまで何の気なしに聞いていた楽曲も、今思えばかけがえのないものだったんだなあと、考えただけで涙が溢れそうです。
歌唱担当という居て当たり前だった存在が、アイカツ!シリーズから居なくなる。この現実を受けいれて、次の世代へと進む。
「思い出は未来のなかに 探しに行くよ約束」
その言葉を信じ、しばしのお別れを惜しみました。

感動のラストステージ。かけがえのない思い出。これら全てを背負って、アイカツフレンズ!という新シリーズに目を向ける。
従来とは違う形でも、確かにアイカツの魂は受け継がれている。それだけで十分でした。

アイカツ!はこの日、本当の最終回を迎えたのでした。

しかし、この時流した涙は、たった半年の別れの為の涙に過ぎなかった……




ちょっと待って!そのイベント、誰かの事傷つけてない?

アイカツ!武道館から約半年後、アイカツシリーズ5周年を記念して(実際は6年経っているが)、「アイカツ!シリーズ 5thフェスティバル」が2日間に渡り開催されました。

そういえば先日、晴れて円盤も発売されましたね。僕は2日目に参戦しましたが、即席バニラチリ抹茶や、熱い!!1夜限りのコラボレーションなど、今でもハッキリと覚えているくらい素晴らしいイベントでした。まだ見たことの無い方は是非。


いやいや、そんな素晴らしいイベントに何の問題が???アイカツシリーズ初の声優登壇イベントで最高じゃん!とお思いの事でしょう。
しかしこのイベント、声優のみならず歌唱担当のライブも用意されていたのです!


当時、界隈でも賑わった話題なので知っている方も多いとは思いますが、いくら何でも復活するのが早すぎる!という所で燃えに燃えたわけなんですね。
まあ今思い返してもフットワークが軽すぎる!
僕は、「次はあるとしてもいつになるかなあ。よくて10周年とかかなあ」って本気で思ってたので、流石に面食らいましたね。
ライブ自体は非常に良かったです。ゆめこはのアレとかずっと泣いてたと思います。ちょろいオタク。

それでも、いくらイベントが良かったとはいえ、「卒業とは…?」と目が点に。5周年を記念しているわけだし、しょうがないとも思いましたが。
今度こそホントの終わりかなと、静かに帰路へつくオタク。
アイカツは今度こそ本当に、幕を閉じた。

はずだった。





よく考えたら5thフェス以降なんもねえわ

そう、ランティス祭りを除いて何も悪い事は無いのである。
なんなら、各種音楽配信サービスにてアイカツ楽曲が全てオリジナルバージョンながらも配信開始されたり、TOKYO MXにて毎週木曜夜7:00〜第1シリーズの再放送が始まったり、アイカツフレンズ!の初ワンマンライブが決まったり、コンテンツとしては健全なやり方しかしていなかった。

しかしそれでも、ランティス祭りに参加した者達は(多分)口を揃えてこう言った。
アイカツは客寄せパンダだ」と。





アイカツ!は客寄せパンダか?

思えばアイカツスターズ!の時点で、ゲーム筐体に「アイカツ!」のキャラクターが常時登場するなどのテコ入れが行われていた。
アイカツフレンズ!に至っては、1弾から現在まで、「アイカツ!ミュージアム」という過去シリーズをフィーチャーしたモードを搭載する頼りっぷり。


新シリーズ「アイカツオンパレード」はその延長線上にある。
アイカツフレンズ!」は残念ながら打ち切りだし、「アイカツ!」と「アイカツスターズ!」は最終回から時が止まったままこれからも利用され続ける。

アイカツシリーズが人々の記憶から薄れかけた時、姫石らきという世界の破壊者が全アイドルを連れてパレードする。
フロートに乗ってやってくるのは、「うんうん、それもまたアイカツだね!」「穏やかじゃない!」「ワクワクが止まんない!」と、一定間隔で同じセリフを言い続けるアイドル達。

フロートが停止したかと思えば、観客に斧をアピール。パレードルートに降りてきて、崖を登り、木を切り倒し、バズーカをぶっぱなして、火山が噴火して生クリームが辺りに散乱し、虎が現れて、宇宙へ飛んでスペースアイカツをする。

そしていちごちゃんが一言。「うんうん、それもまたアイカツだね!」
「これ、アイカツか?」
「穏やかじゃなさすぎる〜〜〜!!!」
「らぶゆ〜〜」
「血を吸うわよ!」
「こんなものなの?!」
「Yes!かえで寿司!」
「短縮版北大路劇場」

「これは霧矢先輩が言うところの」
「「「穏やかじゃない!」」」

THE END





アイカツの世界は信じられる

アイカツ!」の世界は何時だって成長を見せてくれていた。努力を惜しまない彼女達の光る未来を、最後の最後まで描いてくれていた。
彼女達の時が止まることは無かった。現実と同じく、時間と共に生きていた。

果たして「アイカツオンパレード!」は、そんな彼女達の今を見せてくれるのだろうか?全てのアイカツ!シリーズの未来を描いてくれるのだろうか?それは始まってみないとわからないだろう。

いちごちゃん達が居ればそれでいいのではない。「アイカツ!」の物語の中で、いちごちゃん達が輝くから素晴らしいのだ。
どうか、どうかキャラクターの寄せ集めでガワだけ見繕った内容では無いことを心の底から祈る。いのりんご。


いちごちゃん達のいる世界は信用出来るが、現実は全く信用できないという教えを説いてくれる新番組「アイカツオンパレード!」が、どうかキャラクター中心ではなく、「アイカツ!」を「アイカツ!」として、「アイカツスターズ!」を「アイカツスターズ!」として、「アイカツフレンズ!」とクロスオーバーさせた作品である事を願う。


これで失敗したら、本当にアイカツ!シリーズは終わってしまうのではないかという不安や恐怖の感情が、こわいよう>

グラシアス つまりありがとう
アイカツよ 永遠に

「トイストーリー4」 悲しいよ

面白かった。ボーの性格が冒頭から、前2作までの内なる強さを秘めた女性、という印象から唯の強気な女性に様変わりしているし、ウッディは中盤完全にお荷物のダメ男にされてた。

それでもフォーキーとの関係だったり、ガビーガビーが声をとりもどしたあとの一連の流れは素晴らしいと思った。

おもちゃが新たな世界に飛び出して、自分の中に新しい答えを見つけるのがトイストーリーだと、僕は思っている。

ウッディの決断はボーの活躍やガビーガビーの事、自身の境遇もあって必然的なものであったとも感じるし、大事なシリーズの4作目。どう落ちをつけるかってウッディを旅立たせるのは良い判断だと思う。

 

でも、大事なシリーズの4作目なのに、大事なシリーズの4作目なのに、みんなとの別れのシーンが、1分やそこらで終わるのはなんで?

 

ウッディがハムやレックス、ポテトヘッド夫妻にスリンキー、ジェシーにブルズアイにバズ、彼らと過ごした時間を、俺らが彼らと過ごした時間を、そんな簡単にどうして終わらせられるの?

 

フォーキーが見張りをサボって出てきたからハイ終わり!は実にコミカルでそれらしいとは思うが、それって、ちゃんと段階を踏んでからやるべきだよね。

ボーの事にももっと触れて欲しかったし、みんなにはウッディとの最後の時間をちゃんと噛み締めて欲しかった。

なんなら彼らの別れを、俺らが整理できるくらいの時間を使ってやってほしかった。

初めてトイストーリーを見てから20年は経つけれど、幼少期からずっと一緒だった彼らは、特別でかけがえのない存在だったんだ。

 

だからこそ、今回のやり方には耐えられなかった。あまりにもあっけなかった。そんな簡単に終わらせていいものじゃないんだよ。僕の中では。

 

他にも色々言いたい事はあるけれど、あまりにも悲しくて、もう何も言いたくなくなってきた。

とにかく、あんなラストシーンを見せられて、泣かないわけがないじゃないか。

あまりにも、簡単すぎる。20年付き合った友人との別れを、こんなにも簡単に描けるのか?

ありえない。なんでなんだろう。

 

しかし、これがPixarの答えだ。僕にはそれを受け入れるしか道はない。

今日一日は、あのシーンを思い出して泣き続けるだろう。

今も映画館のトイレの中で、1人泣きながらこんな文を書いているくらいだから。

 

さようなら、ウッディ。

さようなら。トイストーリー。

「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」は、現実世界までも作品の一部にしてしまった

4月の公開から瞬く間に広がった「エンドゲーム」ショック。

それすらも吹き飛ばすパワーに満ちた映画が、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」である。

 

本作は「アイアンマン」を初めとする、様々なヒーローが活躍する1つの世界を描いたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3ラストを飾る作品。「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」で鮮烈なデビューを果たし、「スパイダーマン ホームカミング」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」を通じて描かれてきたトニー・スタークとの決別、ヒーローとして「独り立ち」する姿を描く。

学生ヒーロースパイダーマンの身に降りかかる事件を「ホームカミング」以上にコミカルに描きながら、序盤で提示される「指パッチン」問題、ピーター・パーカーを次世代のアイアンマンとして魅せる演出、そして最大の目玉である''異次元からやってきたヒーロー''ミステリオの正体と野望。「エンドゲーム」の余波とMCUのこれからを示唆しつつも、スパイダーマンの続編として見事に成立させた快作であった。

 

そんな今作では前述の通り、ミステリオの正体が肝になる。

中盤で明かされる彼の正体が、全てをホログラム技術と嘘でごまかしていた、文字通りの''見せかけのヒーロー''であったという衝撃の事実。

今作の予告編が公開されてからというもの、「エンドゲーム」の余波を吹き飛ばさんと、「異次元の扉」や「アース833」というワードに思考を巡らせていたファンは多いと思う。かく言う自分もそうであるが、そんな観客は物の見事に、マーベル・スタジオによって騙されていたのだった。

ミステリオによる演説のシーンは、マーベルから観客に向けての盛大な種明かしと受け取っていいだろう。

フィクションであっても、ファンにとってエンドゲームで失った物は大きい。そこを見事に突かれてしまった。

 

それは劇中でも同じで、あの世界の人々は、アイアンマンもキャプテン・アメリカも失った。未知の侵略者によって何もかもが変えられ、兄弟関係が逆転してしまった人や、家を失くした人だっている。だからこそ、ミステリオという新たなヒーローの出現を喜んで受け入れた。彼は不安を抱えて生きる人々にとっての希望の星になったのだ。

 

現実の我々も、「エンドゲーム」で失った物を過去とするかのように、「ファーフロムホーム」の予告編から未来への期待を抱いた。そこにある差は、人々にとってそれがフィクションの出来事かそうでないかだけである。

 

MCUは度々、現実の情勢を鑑みたような要素を作品に取り入れる事がある。しかし今回は、要素どころか現実世界のプロモーションまでも巻き込んで、一つの作品に仕立てあげてしまった。

予告編で我々が様々な憶測を巡らせ、これからに希望を抱く。その事実をマーベルスタジオは見事に予見していた。

ミステリオの「人々は何でも信じる」という言葉は、フィクションを超えて現実でも実証されてしまったという訳である。

もしこれが現実でも起こっているとしたら、と考えさせられるのも気持ちが悪い。

恐るべしマーベルスタジオ。

 

 

 

 

「ポケットモンスター カントー・オレンジ諸島編」視聴完了

Amazonプライムで1話から見ていた、アニメポケモンカントー編をついに見終えた。

自分はAGからの世代なので、ある意味完成されたアニメ・ポケットモンスターを見ていたのだと痛感した。

特に、第1話〜第40話辺りの話は現在のアニメポケモン、いやサンムーンは置いといてXYZまでのポケモンとは根本的に取り扱う問題が違って、ポケモンを人に限りなく近い生物として描いてるのがよくわかる。

もし、我々の住む世界にポケモンがいたらどんな問題が起きるか?ポケモンがどういう扱いを受けるだろうか?といった考察をしていった末の作品群が、カントー編初期のエピソードなのだろう。

ディグダによってダムの建設が邪魔される話や、スリープの催眠術によって子供に副作用がもたらされてしまう話等、ポケモンの優しい世界だけでなく、ポケモンが居ることによる害もしっかり描写されている。

それ以外で特に印象に残ったのが、いしで進化するポケモン愛好家だけのコネクションを作ろうとしていた兄弟の話。確かに、現実でも同じ動物を飼ってる・同じ趣味を持つ人同士でコネクションを作ろうという動きはあるし、ポケモンでも同じ事があって可笑しくないという事なのだろうが、曲がりなりにも子供向けアニメで、ここまで細かく、バラエティに富んだ「ポケモン世界で起こりうるシチュエーション」を用意してきたのには目を見張った。

約1年分の50話までで描かれたのは、「人間とポケモンの共存する世界」が中心であったと思うのだが、次第にギャグやドタバタメインのエピソードも増えていく。

それが悪いとは思わないし、放送が長期化するとある意味テンプレ化してしまうのも仕方がないが、初期エピソードで見せられた世界があまりにも魅力的で、もっとこの世界のディープな部分を見ていたいと期待してしまった。

 

カントー編終盤のポケモンリーグ セキエイ大会は、サトシがゲットしたにもかかわらず使用されなかったクラブ・ベトベトンが大活躍する驚きの展開など、それまではなかった満を持してのバトル中心エピソードがとても良かった。

ヒロシとの友情も、2代目のオープニングが言う通り正に「ライバル!」。

そのヒロシとのバトルでサトシが負けた直後、リザードンが言うことを聞かないせいというほぼ不戦勝にも関わらず、自分の負けを潔く認めたシーン。それまでの自分本位なガキであったサトシが1つ成長したとてもいいシーンであった。次のエピソードで「リザードンが言うことを聞いてさえいれば勝てた」と喚き散らしているが、負けたのに平常運転である事の方が驚きである。仲間の前で弱い部分を隠そうとしているのも、主人公としてパーフェクトではないか。

そんなサトシはポケモンリーグを経てさらなる成長を見せる。なんと目上の人に敬語を使うのだ。今までのサトシは敬語なんか使ってこなかったろう。ジュンサーさんにも、「何かあったんですか」と敬語を使うし、ジョーイさんにも「何とかしてください」と敬語を使う。いや正しいけど、あまりにも突然すぎて受け入れ難い。

せめてジョウト編までは敬語なしでお願いしたかった。

というか敬語を使うサトシの方が慣れ親しんだサトシの筈なのだが、成長しきったイメージを持ってしまって、今は成長途中の未熟なガキ・サトシが愛おしい。

オレンジ諸島編に関しては、自分のよく知る「ポケットモンスター」という感じで、特に思う所もなかったので割愛する。ウチキド博士が色っぽくてスタートダッシュは良かったのだが、純粋に退屈だったから… 

ニャースを神と崇める島での1件も、ロケット団の絆を描いたエピソードなのだが、如何せん「ニャースのあいうえお」の完成度が高すぎて、二番煎じにしてもお粗末な出来だったと思うし。

ピンクポケモンの島が出てきてバタフリー関連が補足されるのかと思ったら、その島のポケモンはゲットしてはいけない保護区域だったり。

それでも唯一、サトシとリザードンが通じ合う回は涙腺が緩んでしまったが。50話程かけてようやくサトシのパートナーとしてリザードンが活躍するのは、それまでを見てきたからこそ感慨深い。

出会った頃と同じように、しっぽの炎が消えかかって…というのもニクイ。

そんなオレンジ諸島編を乗り越えて、やっとお目当てのジョウト編へと辿り着いた私。

次なるエピソードは一体何が待ち受けているのか!

ポケモンを見る日々は、まだまだ続く。続くったら、続く。

 

「Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム」 感想

※ネタバレ注意 

鑑賞後の閲覧をオススメします

 

 

公開から遅れて1日、待ちに待った最新作「プリズマ☆ファンタズム」を鑑賞してきた。

まず一言で言うなら、「残念」。

これに尽きる作品であった。

 

今作は「ファンタズム」と名を冠した作品という事で、「カーニバルファンタズム」を思い浮かべるのも当然。

情報が公開されてからは、「プリズマ☆イリヤ」特有のギャグ時空に、さらに磨きがかかるのかと期待に胸を膨らませていたのだが、今作は「プリズマ☆イリヤ」の世界観に囚われすぎかなという印象だった。

 

まず言峰の経営するラーメン屋での騒動を描く一連の短編。「カーニバルファンタズム」でのアーネンエルベを思い出して懐かしい気持ちになったのは良いが、如何せんワンパターンな出オチコーナーである為に、4組目の美遊辺りはオチも何も想像出来てしまい白けてしまった(繋ぎのコーナーなので仕方ないとも言えるが)。しかし最後のタイガーパートに関しては、唐突な「麻婆水」の登場が個人的に凄く好きだった。今でもグラスが割れてからの一連の流れを思い返して、「麻婆水」ってなんだよ。と心の中で反芻してしまう。ただ、全編に共通する顔面からラーメンに突っ込むくだりが面白かったかと言うと微妙。クッションを販売するくらいにはウケると見込んでいるようだが。どうなのだろう。

これはお得情報であるが、どんぶりに顔を突っ込んでいる美遊の白くて小さい耳が可愛らしくて仕方がなかった。要必見。

 

次に、もしもルビーが第1話時点でイリヤ以外の女の子を選んでいたら…?というifを描いた2篇。

今回披露されたのは、イリヤのクラスメイト4人組の内、雀花と那奈亀の2人。パンフレットによれば残りの2人分も脚本自体は用意していたようで、どうせなら全員分見たかった。というか、那奈亀のキャラがイマイチ思い出せず、お姉ちゃんが出てきてやっと分かったレベルなので、これに関しては自分の知識不足に嘆く。

そして、このifから続く形での「カレイド☆ファイブ」。これは完全に「ダウンタウンのごっつええ感じ」内の人気コント「世紀末戦隊 ゴレンジャイ」を丸パk……もといパロディしたものなのだが、龍子の転身した魔法少女がどう見てもサファイアっぽい青色なのにカレイドルビーだったり、タイガーにかけられた全身モザイクだったり、制作陣の意図したのかしていないのか分からない微妙な部分がとても良かった。ミミちゃんのカレイドルビーも、イリヤのセイバーインストール時に似た中々可愛らしい衣装で、殺傷力の高そうな武器もかなり好み。

 

個人的に楽しみにしていたエインズワース家の面々は、今作1番の色モノコーナーで主役を張っていた。全員が性転換したifを描くというものだが、流石にダリウスの全裸を(女体化しているとはいえ)見るのは厳しいものがあった。失禁寸前のショタエリカの股間ドアップも中々キツい。気にしすぎか意識しすぎな気もするが、とにかくあのコーナーは生理的に受け付けなかった。人によっては、二次創作のネタができたと大喜びするのであろう… 

女体化したダリウスのビジュアルはまあまあ好みなので、こっちで本編をやってほしかったなと思わなくもないが。美遊が拷問を受けるシーンも、女性なら抵抗なくなるし。

ここまで賛否で言えば否が多い気もするが、短編それぞれにいい点はあったし、フフッと軽く笑えるくらいには楽しめている。しかし今作で1番冗長で退屈だと感じた、オールスターキャストで送る「全力缶蹴り」は、正直、見るに堪えないレベルであったと感じる。

イリヤ達で缶蹴りをする、というあらましは何の問題もない。凛が魔法でドーピングしたり、美遊が超人的な脚力で圧倒したり、如何にも面白くなりそうな要素は揃っている。実況・解説をルビーとサファイアが務めると軽く紹介をして始まるが、問題があったのは、全体のテンポをぶち壊すルビーとサファイアの実況・解説セリフであった。

引用できないのが残念な所ではあるが、実際に観た人なら分かると思う。

そもそもギャグ描写では、説明はしない(この場合受け手にツッコミを委ねる)か、ツッコミで場を湧かせるのが一般的だと考えているが、この「全力缶蹴り」では放たれるギャグを一つ一つ説明されてしまうのだ。

それがツッコミとして機能しているのなら問題はない。だがしかし、ルビーは状況を1から10まで説明し尽くしてしまう。

実況が頭から最後まで実況しなくても、競技をする当人だけで話を進めても面白いのは、「聖杯グランプリ」を見れば一目瞭然だが、ルビーは延々と説明を続ける……特に、エリカと言峰のくだりは会話の間に一々実況が入るので、テンポが悪いったらありゃしなかった。

なんというか、イリヤが既にツッコミに回っているのに、さらにその状況を説明する必要はあるのか?と、思ってしまうのである。

このコーナーで良かった点を挙げるなら、「雪下の誓い」のパロディ。どうせなら士郎と美遊兄で共演して欲しかったが。

 

さて、つらつらと文句を垂れたが、今作はやはり謎の人物「桜の兄」を主役にしたストーリーが1番気合いが入っていて、面白かった。

アサシンのクラスカードで英霊と一体化した桜の兄は、あの名セリフ「射精の〜」で一躍トップスターに(筆者の中で)躍り出たわけだが、今作でもそのビジュアルとスターっぷりは健在。

冒頭、お馴染みの「黒桜の部屋」から始まる「桜の兄」更生プロジェクトは、セラとリズ、ルヴィアの執事、バゼット、カレン、そして言峰の5人のプロフェッショナルと共に労働の喜びを知ろうという物であるが、1件目の、セラリズと掃除をする時点で順応しているアサシンに笑いが止まらなかった。

士郎を追い詰めた時のテンションで「重曹だあァ〜!」なんて言われたら我慢できるはずもない。

その後も執事修行では当主に取り入って乗っ取ろうとしたり、バゼットと共に、違法菜園を全身駆使して嵐から守ったり、保健室の良い先生になったり、射精と叫び続ける仕事に落ち着いたり。オチはしょうもない下ネタだが、やはりアサシン化慎二のポテンシャルは凄まじい。雪景色の中、無意味に射精と叫ぶ慎二には味わい深いものがあった。

今思えば、この慎二のくだりが一番プリズマ☆ファンタズムとして、ギャグ短編としてよく出来ている。他のコーナーは時系列・世界の垣根を超えた共演、パロディに留まっていたのに対して、この慎二のコーナーだけは明確にストーリーが存在し、それでいて全編がコメディとして成立している。

「ファンタズム」特有のあの空気が、このコーナーには流れている。単純に慎二が見たかっただけでもあるが、それを差し引いても面白かったのだ。

そう、これが見たかった、この「なんでアサシンのままなんだよ」「なんで」「なんで」と口走ってしまうようなギャグを畳み掛けられる、この空気を感じたかったんだ………

カーニバルファンタズム」の幻影を追い求めて辿り着いた先には、アサシンと化した間桐慎二が「しゃっせ〜」と元気にラーメン屋の店員をする光景が広がっていたのだ。

 

 

正直「プリズマ☆ファンタズム」は、慎二のコーナーを見る為に映画館へ足を運ぶ必要は無い。1800円あるならガルパンを見よう。美遊も全然出てこない。

だが、OVAとして販売されたら是非見てほしい。きっと、笑いのツボは人それぞれ。誰しもが自分のような感想を抱くとは限らない。この駄感想文から感じ取れる本編のつまらなさと、実際のつまらなさは大分違うと思う。

しかしどんなにつまらなくても、「プリズマ☆イリヤ」の新作というだけで気分も高揚するのがオタクというもの。丸1年音沙汰のなかった去年と比べれば、いささかマシというものである。

もう一度言うが、今作は「残念」であった。これならツヴァイヘルツを何話か抜粋して一纏めにした方が面白いだろう。パンフレットのインタビューを読む限り、まひろ先生はほとんど関わっていないように思えるが、それが悪いとも思わない。

きっと、求めていた物が違ったのかもしれない。

もっと美遊を出してくれれば、自分の中での評価もここまで下がらなかったかもしれない。

この映画を見た後の気分は、射精後の残尿感に近かった。と記憶している。

「プリズマ☆イリヤ ドライ」の続編が見れるその日まで、きっとこの気分は晴れないのだろう。